レッカーの知恵袋
車検切れの車はレッカーできる?移動させる方法や費用を抑えるポイントなどを紹介

執筆者プロフィール

川本裕太 関西大学を卒業後、営業職としてキャリアをスタートし、その後システムエンジニアへ転身する。 2023年にはUPSTART株式会社を設立し、メディアサイト『アプデ』を立ち上げる。 『アプデ』では、自動車関係の記事を中心に、今の知識を1ランク・2ランクもアップデートできる情報を発信している。
車検切れの車は公道を走れず、レッカー移動も制限される場合があります。そんな車検切れのレッカー移動ですが、「どの方法なら合法?」「費用はどれくらいかかる?」と疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車検切れの車を安全に移動する方法や費用を抑える工夫を解説します。また、仮ナンバーの利用や積載車の活用、注意点もあわせて紹介します。
この記事を読めば、移動の仕組みを理解できるので、余計な出費を避けたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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車検切れの車はレッカーできる?

車検切れの車を通常のレッカー車でけん引するのは、道路運送車両法で違法となる場合があります。ナンバーが失効している状態では公道を走行できないため、レッカー業者によっては依頼を断られることも珍しくありません。
そのため「車検が切れたままだから、とりあえずレッカーで運べばいい」と考えていると、思わぬトラブルにつながることがあります。事前に適切な方法を知り、法令に沿った手続きをとることが重要です。
【車検切れ以外】車をレッカーできるケース

車検が有効であっても、自走が困難な状況ではレッカー移動が必要になります。代表的なのは以下のようなケースです。
- 事故が起きた場合
- 故障などで自走できない場合
ここでは、車検切れ以外でクルマをレッカーできるケースを紹介します。
事故が起きた
交通事故によって車が損傷し、自走できなくなった場合はレッカーでの搬送が必要です。エンジンがかからない、ハンドルやタイヤが破損して動かせないといった状態では、安全に移動するために専門の業者へ依頼することが望ましいでしょう。
また、事故現場をそのまま放置することは二次被害の原因となるため、速やかにレッカー搬送を手配することが大切です。
故障などで自走できない
バッテリー上がりやエンジントラブルなど、急な故障で車が動かなくなるケースでもレッカーが必要です。ギアが入らない、足回りが破損しているなど深刻な故障の場合は、無理に走行するとさらに車両を傷める可能性があります。
このようなときは自力で移動を試みず、レッカー業者に依頼して整備工場へ搬送するのが安全です。任意保険やロードサービスを活用すれば、費用を抑えられるケースも多くあります。
レッカー費用に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
レッカー費用はどのくらいかかる?道路・依頼先ごとの相場と費用を抑えるコツなどを解説
車検切れの車をレッカー以外で移動させる方法

車検切れの車はレッカー移動が難しいため、次の方法で移動するのが一般的です。
- 仮ナンバーを取る
- 積載車を利用する
- 積載車をレンタルする
- 出張車検を利用する
- 車検切れに対応している業者に依頼する
ここでは、車検切れの車をレッカー以外で移動させる方法を紹介します。
仮ナンバーを取る
車検切れの車を一時的に公道で走行させる方法として有効なのが、仮ナンバー(臨時運行許可番号標)の取得です。市区町村の役所で申請できます。有効期間は通常5日間程度と短いですが、整備工場や車検場への移動といった限定的な用途であれば合法的に運転できます。
申請時には、自賠責保険の加入証明書や車検証・印鑑・申請料750円程度が必要です。費用負担は少なく済みますが、あくまで検査や整備を受けるための暫定措置であり、私的なドライブや引っ越し用途での使用は法律違反になります。
違反した場合は罰則の対象となるため、利用目的を守り、計画的に活用することが重要です。
積載車を利用する
車検切れの車を安全に運ぶ方法として、積載車(キャリアカー)での搬送があります。積載車は車両を丸ごと荷台に載せて移動するため、車検切れの車も移動できます。
積載車は整備工場や中古車販売店が所有していることが多く、依頼すれば数万円程度で運んでもらえるケースが一般的です。
遠方への移動や大きな車両の場合でも、確実に搬送できる点がメリットです。安全性が高く、法的にも問題がないため、確実に車を移動させたい場合に適した方法といえます。
積載車をレンタルする

費用を抑えたい場合は、自分で積載車をレンタルして運転する方法もあります。レンタカー会社や整備工場で貸し出している場合があり、1日あたり2万円〜3万円程度が相場となります。
自分で運転して搬送するため、人件費を節約できますが、積載車は大型車両のため運転に慣れていないと取り回しが難しい点には注意が必要です。
また、積載作業に手間がかかる場合もあるため、車両の状態や移動距離を考慮して選択することが大切です。経験が少ない方には、業者依頼のほうが安心といえるでしょう。
出張車検を利用する
最近は、整備士が自宅や駐車場まで来て車検を実施してくれる「出張車検サービス」も増えています。このサービスを利用すれば、車検切れの車を移動させることなく車検を通せるため、レッカーや積載車の手配が不要です。
費用は通常の車検費用に出張料が加算される程度で、大きな負担にはなりにくいのがメリットです。ただし、すべての整備内容に対応できるわけではなく、修理が必要な場合は工場へ搬送することもあります。手軽さと利便性を重視する方におすすめの方法です。
車検切れに対応している業者に依頼する
車検切れ車両の搬送に対応している専門業者へ依頼するのも有効です。こうした業者は積載車を保有しているため、法的に問題なく安全に車を運んでくれます。
費用は距離や条件によって異なりますが、数万円程度が一般的です。任意保険のロードサービス対象外となるケースが多いため、事前に料金を確認しておくと安心でしょう。
クルマのレスキュー隊では、車検切れの車にも対応しており、任意保険に加入していれば無料でレッカー搬送が可能です。急なトラブルに迅速に駆けつけ、事故・故障時の不安に寄り添うサービスを提供しています。
車検切れの車をレッカーではなく仮ナンバーで移動する方法

車検切れの車はそのままでは公道を走れませんが、仮ナンバーを取得すれば一定の条件下で走行可能です。整備工場や車検場への搬送などに限定されますが、レッカーを使わずに自走できるため費用を抑えられます。
ここでは、車検切れの車をレッカーではなく仮ナンバーで移動する方法を紹介します。
必要書類
仮ナンバーを取得するためには、以下の書類を揃える必要があります。
- 車検証(期限切れでも原本が必須)
- 自賠責保険の証明書(仮ナンバー利用期間をカバーするもの)
- 運転免許証などの本人確認書類
- 印鑑
- 運行目的や経路を記載した申請書
これらは全国共通で求められる基本書類ですが、自治体によっては追加資料を指示される場合もあります。自賠責保険は有効期限が切れていると新たに契約し直す必要があり、事前の準備が欠かせません。
書類が1つでも欠けていると申請は受理されないため、役所に向かう前にすべて揃っているか確認しておくことが大切です。
取得方法
仮ナンバーは市区町村役場で「臨時運行許可申請」を提出することで取得できます。申請料は750円前後と比較的安価で、有効期間は通常5日間程度に設定されます。
申請時には必要書類一式を提出し、使用するルートや目的地を明確に記載することが必要です。許可が下りると仮ナンバーと臨時運行許可証が交付されます。
車両の前後にナンバープレートを取り付け、許可証は車内の見やすい位置に掲示しなければなりません。なお、利用目的はあくまで車検場や整備工場への移動に限られており、私用目的での運転は法律違反となるため、注意が必要です。
車検切れの車をレッカーではなく仮ナンバーで移動する際の注意点

仮ナンバーを利用すれば車検切れの車も自走できますが、利用には厳格な条件があります。違反すれば罰則の対象となるため、利用目的を厳守し計画的に活用することが重要です。
そのため、仮ナンバーで移動する際は以下のポイントを必ず守りましょう。
- 申告したルート以外は走行不可
- 有効期限が設けられている
- 臨時運行許可証を見える位置に置いておく
- 任意保険の更新・新規契約はできない
ここでは、車検切れの車をレッカーではなく仮ナンバーで移動する際の注意点を順に解説します。
申告したルート以外は走行不可
仮ナンバーで走行できるのは、申請時に役所へ届け出たルートと目的地に限られます。自宅から整備工場までと申告した場合、その区間以外を走行すると不正使用とみなされ、道路運送車両法違反で処罰を受ける可能性があります。
寄り道や別の用事での使用は一切認められないため、走行計画を正確に申告し、ルートを守ることが重要です。
有効期限が設けられている
仮ナンバーの有効期限は原則5日間と短く、交付時に指定された日数を過ぎるとただの無効なプレートとなります。その状態で走行すれば無車検運行とみなされ、道路運送車両法違反にあたる恐れがあります。
前もって車検や整備の予約を確定させ、有効期限内に移動や検査を終えるよう計画を立てることが重要です。
臨時運行許可証を見える位置に置いておく
仮ナンバーの交付時に、臨時運行許可証も渡されます。これを、車内のフロントガラスの内側など、外から確認できる位置に掲示しなければなりません。
不携帯だったり、ダッシュボード内にしまい込んだりすると不正使用とみなされ、違反の対象になる恐れがあります。適切に掲示することで、警察からの確認にもスムーズに対応できるでしょう。
任意保険の更新・新規契約ができない
仮ナンバーを利用して一時的に公道を走行できても、任意保険の新規契約や更新は認められていません。走行中に事故を起こした場合は自賠責保険のみの補償となり、人身事故には対応できます。
しかし、物損や対物の補償は不十分で、大きな経済的リスクを抱えることにつながります。仮ナンバーを使う前に、任意保険が継続中かどうかを必ず確認しておくことが大切です。
レッカー以外で車検切れの車を移動させる費用を抑えるコツ

車検切れの車を移動する際は仮ナンバーや積載車を利用できますが、費用を抑える工夫が欠かせません。
まず、依頼する前に必ず複数の業者から見積もりを取り、基本料金・けん引距離・追加作業費を比較することが効果的です。
同じ距離や条件でも、業者によって数千円から数万円の差が生じる場合があります。さらに、自分で積載車をレンタルする方法や、任意保険に付帯するロードサービスを利用するのも有効です。事前に条件を把握し、最適な方法を選ぶことで無駄な出費を防げます。
車検切れの車の移動ならクルマのレスキュー隊にお任せ

車検切れの車は、公道でけん引されることが法律上難しいため、依頼を断られるケースも少なくありません。そんな時に頼れるのが、クルマのレスキュー隊です。
自社の積載車を用いて安全かつ合法的に搬送してくれるため、違反やトラブルの心配がなく安心です。
さらに、任意保険に加入していれば、無料で愛車をレッカーしてもらえるため、費用面でも大きな安心につながります。急な車検切れで困った際でも、24時間365日対応可能なので安心して任せられます。
クルマのレスキュー隊では、車検切れの車にも対応しており、任意保険に加入していれば無料でレッカー搬送が可能です。急なトラブルに迅速に駆けつけ、事故・故障時の不安に寄り添うサービスを提供しています。
車検切れの車のレッカーに関するよくある質問

車検切れの車をどう移動させるかは、多くの人が迷うポイントです。JAFや任意保険で対応できるのか、警察に違反を取られるのかなど、ここでは車検切れの車のレッカーに関するよくある疑問を解説します。
車検切れの車はJAFでレッカー移動してもらうことは可能ですか?
JAFは基本的に、車検切れ車両のレッカー移動には対応していません。ナンバーが失効している車をけん引して公道を走らせることは違法行為となるためです。
ただし、積載車を使用して運搬する場合は可能であり、対応可否は現場の判断や地域によって異なります。利用を検討する場合は、事前にJAFへ確認しておくと安心です。
車検切れの車は任意の自動車保険のロードサービスを利用できますか?
任意保険に付帯するロードサービスは、車検切れの車には適用されないことがほとんどです。契約条件として「車検が有効であること」が前提になっているため、対象外とされるケースが一般的です。
したがって、車検切れ状態でトラブルが発生した場合は、自費で業者に依頼する必要があります。契約中の保険内容を、事前に確認しておくことが大切です。
車検切れの車は警察に違反切符を切られるって本当ですか?
車検切れの車を公道で走行させると、道路運送車両法違反で警察に取り締まられ、違反切符を切られるのは事実です。
違反点数や罰金が科せられるだけでなく、自賠責保険が切れていればさらに重い処分を受ける可能性があります。
車検が切れた状態での走行は非常にリスクが高いため、仮ナンバーを取得したり、積載車をもっている業者に依頼したりなど、合法的な手段を選ぶことが重要です。
車のトラブルならクルマのレスキュー隊にお任せ

クルマのレスキュー隊は深夜や早朝、休日問わず、24時間365日体制であなたのもとへ駆けつけます。以下の急なトラブルに電話1本で最寄りのスタッフがすぐに出動します。
- 故障・事故車のレッカー
- バッテリー上がり
- パンク修理
- 燃料切れ
- 落輪・縁石の乗り上げ
- 雪道でのスタック
- フロントガラスの破損・交換
- 外車のトラブル全般
国産車はもちろん、輸入車や大型車にも対応可能。車種やトラブル内容に応じて、経験豊富なスタッフが状況を見極め、最適な方法で安全・迅速に対応します。レッカーの移動費用はロードサービス特約が付帯している任意保険に加入していれば、無料でレッカーできます。
費用は明朗会計で、追加料金の心配なく、安心して利用可能です。車のトラブルでお悩みの方はクルマのレスキュー隊にお気軽にご相談ください。
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まとめ

この記事では、車検切れの車をレッカーで移動できるかどうか、その制限と安全に移動するための方法を解説しました。
車検が切れている車は原則レッカーでけん引できず、仮ナンバーの取得や積載車の利用といった合法的な手段が必要になります。クルマのレスキュー隊のように車検切れに対応できる専門業者もあるため、事前に知っておくと安心です。
この記事を参考に、万一のトラブルでも慌てず適切な方法で車を移動できるよう準備しておきましょう。