レッカーの知恵袋
故障した車をレッカーするまでの流れを徹底解説!レッカーを呼ぶケースや注意点・費用相場なども紹介

執筆者プロフィール

川本裕太 関西大学を卒業後、営業職としてキャリアをスタートし、その後システムエンジニアへ転身する。
2023年にはUPSTART株式会社を設立し、メディアサイト『アプデ』を立ち上げる。
『アプデ』では、自動車関係の記事を中心に、今の知識を1ランク・2ランクもアップデートできる情報を発信している。
故障した車をどのようにレッカー手配すれば良いのか分からず、「どの場面で呼ぶべきか」「費用はどれくらいか」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。突然のトラブルは焦ってしまいがちなため、前もって手順を把握しておくと安心です。
この記事では、故障した車をレッカー移動するまでの流れを分かりやすく解説します。レッカーを呼ぶべきケースや注意点・費用相場に加え、費用を抑える方法や業者の選び方、レッカー移動を依頼できる主な業者も紹介します。
この記事を読めば対応のポイントを理解できるので、安心してレッカーを利用したい方はぜひ参考にしてみてください。
車のトラブルならクルマのレスキュー隊にお任せ

引用元:クルマのレスキュー隊公式HP
クルマのレスキュー隊は深夜や早朝、休日問わず、24時間365日体制であなたのもとへ駆けつけます。以下の急なトラブルに電話1本で最寄りのスタッフがすぐに出動します。
対応できる主なトラブルは以下のとおりです。
- 故障・事故車のレッカー
- バッテリー上がり
- パンク修理
- 燃料切れ
- 落輪・縁石の乗り上げ
- 雪道でのスタック
- フロントガラスの破損・交換
- 外車のトラブル全般
国産車はもちろん、輸入車や大型車にも対応可能。車種やトラブル内容に応じて、経験豊富なスタッフが状況を見極め、最適な方法で安全・迅速に対応します。レッカーの移動費用はロードサービス特約が付帯している任意保険に加入していれば、無料になります。
費用は明朗会計で、追加料金の心配なく、安心して利用いただけます。車のトラブルでお悩みの方はクルマのレスキュー隊にお気軽にご相談ください。
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故障した車をレッカーするまでの流れ

故障車をレッカー移動する際は、落ち着いて正しい手順を踏むことが重要です。ここでは、連絡すべき相手や業者とのやり取り、移動後の判断まで、一連の流れをわかりやすく解説します。
- 状況を把握して安全を確保する
- 状況に応じて警察や消防・保険会社に連絡する
- レッカー業者に連絡する
- 指示通りに手続きを進める
- レッカー車に同乗して修理工場へ向かう
- 修理をするか廃車にするかを決める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
状況を把握して安全を確保する
車の故障や事故が発生したら、落ち着いて状況を確認することが重要です。自身や同乗者の安全を最優先に確保します。特に、高速道路や交通量の多い場所では迅速に対応することが大切です。
ハザードランプや三角表示板を活用して後続車に注意を促し、車外に出る場合は安全な場所へ避難します。事前に基本的な手順を把握しておくと、冷静に行動できます。
状況に応じて警察や消防・保険会社に連絡する
故障や事故が起きたら、人命救助と二次災害の防止を優先します。事故の場合は警察や消防に連絡し、安全な場所で待機します。その際、車の鍵や車検証など必要なものを持ち出し、可能であれば事故車の写真を撮影しておくと後の手続きに役立ちます。
さらに、車両保険のロードサービスを利用できる場合は、保険会社への連絡を忘れないことが大切です。
レッカー業者に連絡する

状況を確認したら、速やかにレッカー業者へ連絡します。現在地や故障の状況、周囲の交通環境を正確に伝えることが大切です。スマホの地図アプリで位置情報を共有すると、業者の到着がスムーズになります。
また、故障内容を具体的に説明することで、適切な装備を備えた車両を手配してもらえます。迅速な対応につながるため、正確な情報提供が大切です。
指示通りに手続きを進める
レッカー業者が到着したら、指示に従って手続きを進めることが重要です。独断で動くとトラブルや遅延につながります。
車検証や鍵を事前に用意し、運搬先が決まっている場合は早めに伝えましょう。未定の場合は自分で調べるか保険会社に相談すると、スムーズに移動が完了します。
レッカー車に同乗して修理工場へ向かう
レッカー移動が決まった後は、レッカー車に乗り込んで修理工場へ向かう流れになります。ただし、同乗可能な人数には制限があるため、事前に確認しておくことが大切です。同乗できない場合は、タクシーや公共交通機関で別途向かいます。
工場到着後は受付を済ませ、車の状態を詳しく伝え、修理費用や期間の見積もりを確認したうえで修理を依頼します。
修理をするか廃車にするかを決める

レッカー後は、修理工場で車を修理するか廃車にするかを判断します。車の状態や修理費用、保険の補償内容を踏まえ、専門家の意見を参考に最適な方法を選ぶことが重要です。
軽度の故障であれば修理して再使用できますが、高額な修理費がかかる場合は廃車業者に依頼して解体する選択肢もあります。費用や今後の使用予定を比較・検討し、納得したうえで手続きを進めましょう。
流れとあわせて把握しておくと安心!車の故障でレッカーを呼ぶケース

車が故障した際にどんな場面でレッカーが必要になるのか知っておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。ここでは、交通事故や自走不能など、レッカーを呼ぶ主なケースを具体的に紹介します。
- 交通事故
- タイヤがパンクした・自走できない
- 保安基準に適合しない
- 廃車にする・売却する
- 駐車違反車を移動する
- 仮ナンバーで故障した
それぞれ詳しく見ていきましょう。
交通事故
交通事故で車に損傷がある場合は、レッカーの利用が安全です。外見では軽微に見えても、内部の骨格や機構が損傷している場合があります。無理に自走すると故障が悪化したり、二次被害のリスクが高まったりします。
見た目に関わらず、安全面を優先してレッカー移動を選ぶことが大切です。
タイヤがパンクした・自走できない
タイヤのパンクや故障などで車が自走できない場合は、レッカー移動が必要です。タイヤは走行の安全を支える重要な部品であり、1本でも異常があると安全に走行できません。
無理に走るとホイールや車体に損傷が広がる可能性があるため、安全確保のためにもレッカーを利用することが大切です。
保安基準に適合しない

ハンドルやウインカーが正常に作動せず、ブレーキランプも点灯しない場合は、保安基準に適合していないため、道路交通法第62条の違反となります。
視認不良や制動力の低下など重大な事故のリスクが高いため、自走は避け、レッカーで安全に移動させることが推奨されます。
廃車にする・売却する
故障車や自走できない車も、廃車や売却の際にレッカーサービスが利用可能です。廃車専門業者や買取業者に依頼することが一般的です。
通常のレッカーでは対象外となる場合があるため、専門業者に頼む方がお得になります。保険会社によっては無料で手配できるケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
車検切れの車のレッカーに関しては、以下の記事をご覧ください。
駐車違反車を移動する
違法駐車で通行の妨げになる場合、レッカー業者を利用して車を移動させることが可能です。これは、交通の円滑化や緊急車両の通行確保のために必要な対応です。
救急車の通行を妨げる違法駐車は、警察がレッカーで撤去する場合もあります。こうした事態を防ぐため、日頃から駐車ルールを守ることが大切です。
仮ナンバーで故障した

車検切れの車は法律により公道を走れないため、通常はレッカー移動もできません。しかし、仮ナンバーを取得している場合は、レッカーでの移動が可能です。
仮ナンバーの有効期間は最長5日間と短いため、故障した場合は早めにレッカー移動を手配し、安全に搬送できるように準備しておくことが重要です。
流れとあわせて知っておきたい!レッカー移動できる業者

レッカーを依頼できる業者は主に3種類あります。
- ロードサービス
- JAF
- 廃車買取業者
自動車保険のロードサービスは、契約プランやオプションにより回数や距離に制限があります。JAFは会員であればレッカー15kmまで無料で、バッテリー上がりやパンクの応急処置も対応可能です。しかし、非会員は有料で、混雑時には対応が後回しになることがあります。
廃車買取業者は、解体予定車や長期放置車の搬送に対応し、無料レッカーサービスが付くこともあります。
流れとあわせて知っておきたい!レッカー利用時の注意点

レッカーを利用する際には注意点があります。安全かつスムーズに対応するため、利用前に確認しておくことが大切です。
- 事故相手の車はレッカーで移動ができない
- ロードサービスでは廃車予定車はレッカー移動ができない
- 車検が切れている車もレッカー移動ができない
- 無料の範囲に上限がある
- 悪質な業者が存在する
- 緊急時は近場のレッカー業者に依頼する
それぞれ詳しく紹介します。
事故相手の車はレッカーで移動ができない
事故相手の車はロードサービスではレッカー移動できません。任意保険やJAF会員であっても、サービス対象はあくまで自分の車に限られます。
そのため、事故車のレッカー移動は基本的に自分で業者を手配する必要があり、事前に対応方法を理解しておくことが重要です。
ロードサービスでは廃車予定車はレッカー移動ができない
廃車にする車を専門店や工場へ運ぶ場合、基本的にロードサービスは利用できません。ロードサービスの対象は、走行中に故障した車に限られるため、自宅で駐車中の車は対象外です。
ただし、保険会社によっては廃車用レッカーに対応する場合もあるため、事前確認が必要です。なお、車検切れ車は法律上自走不可のため、積載車での搬送が必要になります。
車検が切れている車もレッカー移動ができない

車検切れの車は道路運送車両法により公道を走れないため、自走もレッカー移動もできません。移動が必要な場合は、仮ナンバーを取得するか、積載車で運搬する方法を選びます。レッカー業者に依頼すれば積載車での運搬を手配してもらえます。
また、手放す場合は、買取業者に依頼することで安全かつスムーズに移動させることが可能です。
無料の範囲に上限がある
車のレッカーを無料で利用できる場合でも、運搬距離には上限がある点に注意が必要です。JAFは15kmまで無料ですが、それ以降は距離に応じて追加料金が発生します。作業時間にも制限があり、一定時間を超えると費用が加算されます。
保険会社のロードサービスもプランによって条件が異なるため、事前に内容を把握しておくと、不意の出費を防ぐことが可能です。
悪質な業者が存在する
レッカー利用時は、悪質な業者に注意することが重要です。表示価格は安く見えても、追加費用を重ねて結果的に高額請求されるケースがあります。補償があっても、全額がカバーされない可能性も否定できません。
こうしたトラブルを避けるために、事前に業者の信頼性や料金体系を確認し、納得できる業者へ依頼することが賢明です。
緊急時は近場のレッカー業者に依頼する

事故などで車の移動が急を要する場合、緊急退避が指示されることがあります。この状況では保険会社経由での手配ができないため、現場近くのレッカー業者へ直接依頼することが必要です。
費用は一時的に自己負担になりますが、事故に関連すると保険会社が判断すれば保険金として補填されることもあります。迅速に動くためにも、近隣業者を把握しておくと安心です。
流れとあわせて知っておきたい!レッカー利用時の費用相場

レッカー費用は状況によって変動するため、相場を把握しておくことが重要です。レッカー代は、基本作業料・移動距離・時間帯・場所で決まり、夜間帯や長距離移動は料金が上がりやすくなります。
基本作業料の相場は、10,000〜15,000円です。一般道路なら、基本作業料に移動距離・時間帯・場所代が追加されます。
高速道路上でのレッカーは、費用が加算されやや高めになる傾向があります。あらかじめ相場を把握しておくことで、予想外の請求にも落ち着いて対応できるでしょう。
以下の記事では、レッカーにかかる費用を詳しく解説しています。併せて、ご覧ください。
流れとあわせて知っておきたい!レッカーの費用を抑える方法

レッカー費用を抑えるには、事前の備えが重要です。JAF会員になれば基本料が優遇され、非会員より約10,000円安く済む傾向にあります。急なトラブル時の節約につながるでしょう。
実際、JAFは15kmまで無料で、保険のロードサービスを併用すればさらに負担を減らせます。複数の選択肢を確保しておくと、想定外の出費を防げます。
流れとあわせて知っておきたい!レッカー業者の選び方

安心してレッカーを任せるには、サービス内容を確認することが大切です。無料移動距離や対応時間は保険や業者で差があり、条件を把握するほど無駄な負担を避けられます。
自動車保険のロードサービスは無料の距離が長く、遠方でも手厚いサポートが受けられます。内容を比較し、自分に合った業者を選ぶことがおすすめです。
以下の記事では、レッカー代を保険請求をする流れを紹介しています。あわせてご覧ください。
車のトラブルならクルマのレスキュー隊にお任せ

引用元:クルマのレスキュー隊公式HP
クルマのレスキュー隊は深夜や早朝、休日問わず、24時間365日体制であなたのもとへ駆けつけます。以下の急なトラブルに電話1本で最寄りのスタッフがすぐに出動します。
対応できる主なトラブルは以下のとおりです。
- 故障・事故車のレッカー
- バッテリー上がり
- パンク修理
- 燃料切れ
- 落輪・縁石の乗り上げ
- 雪道でのスタック
- フロントガラスの破損・交換
- 外車のトラブル全般
国産車はもちろん、輸入車や大型車にも対応可能。車種やトラブル内容に応じて、経験豊富なスタッフが状況を見極め、最適な方法で安全・迅速に対応します。レッカーの移動費用はロードサービス特約が付帯している任意保険に加入していれば、無料になります。
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まとめ

この記事では、故障した車をレッカーするまでの流れを解説しました。
連絡手順から利用時の注意点、費用相場、さらに業者選びのポイントまで詳しく紹介しています。レッカーサービスは状況によって利用条件が異なり、車検切れや廃車予定の車では対応できないケースもあります。費用も距離や時間帯で大きく変動するため、事前に目安を知っておくことが重要です。
この記事を参考に、万が一のトラブル時でも落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。
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